ドバイ二日目は、モスク見学ツアーからスタート。ドバイにはモスクがたくさんありますが、こちらのジュメイラモスクは唯一異教徒に開放されているモスクです。土曜日から木曜日の朝10時からツアーを行っています。参加費用は25AED。ツアーは英語のみとなります。
さて、こちらはモスク…ではなく、ビジターセンター的な?建物です。まずはこちらで参加費用を支払いましょう。
こっちがモスクなんだけど、ちょっと画面に収まってない… こちらのサイトに素敵な写真が沢山ありますよ。
10時からツアー開始ですが、9時45分までに受付をすませましょう。予約は必要ありません。やっぱりというか、ほぼ外国人ばっかり。ここにコーランが置いてあるんだけど、タダで持ち帰れます。ま、もちろん全部英語です。
待っている間に簡単な軽食が振る舞われます。
アラビックコーヒーと、デーツ、ルゲマート? とクレープ。甘くないチーズが添えられます。このルゲマート、絶対インド料理で出てくる「グラブジャムン」じゃん!!ド甘いやつやん!! と身構えてたんだけど、全然違った。なんかねーカリカリに揚がる前のかりんとうみたいな味。そしてアラビックコーヒーは、うっすくてカルダモンの味がして、あんまりおいしくない…かな…
さて、くつろいでいたら時間になったのでみんなでモスクに移動。モスクに入る際には、女性は肌、髪を隠すような服装でなければいけない、男性も半ズボンはダメみたいなことを言われるのですが、女性も男性も、衣装を貸してくれるので心配ありません。私は服装的にはばっちり問題なかったけど、アバヤを着てみたかったから借りました。
ドバイでは黒のアバヤを着ている女性が圧倒的に多いのですが、別に黒と決まっているわけではないそうです。だから貸出衣装にはいろんな色のアバヤが用意されています。スカーフは自分の持っていたやつをかぶったんだけど、せっかくならこっちも借りればよかった。柄的になんか違う国の人みたいになったし…(笑) 他の外国人観光客の方もこぞってアバヤを選んでおりましたよー
外は真っ白な外観ですが、中はとっても豪華ですね。確かモスクは基本的に外はシンプルに、中は豪華に作られているって説明があったと思います。
さて、ツアーで説明をしてくださった女性がこの方です。写真は、いつでも、どこでも、どれだけでも撮ってよいですからね、とのこと。この写真のときは、ニカブの説明をしていただけであって、ずっとこれをかぶっていたわけではありません(笑) ちなみに彼女はイギリス人だそうです。このツアーでは、主に、イスラム教の5つの柱(Five Pillars of Islam)に沿って、75分間お話をしてくださいます。
イスラム教の5つの柱とは…
1) 信仰告白
2) 礼拝
3) ザカート喜捨 (困窮者の支援)
4) ラマダーン月の断食
5) メッカ巡礼
非常に興味深いお話でした。ぜんっぜん知識がなかったので、とてもためになった。ラマダン1つにしても、自分自身を清めるという目的以外にも、心身ともに、「空腹の状態」を体験することにより、そのような境遇にある人の気持ちが分かることができる、というお話に、なるほどーっと感心。そしてそれが、ザカート喜捨 (困窮者の支援) につながるんですね。ちなみに、一定の財産を所有する人は、その額の2.5%をザカートとして毎年支払わなければならないそうですよ。尊い…!(笑)そのお金でこういったモスクが建てられるというわけです。
実際にお祈りもして見せてくれました。お祈りは1日5回、決められた時間があります。できるだけモスクへ来て祈りを捧げることが望ましいようですが、できない場合は心の中でお祈りするだけでもよいそうです。ちなみにこの決められた時間になると、街中にアザーンという祈りの時間を知らせる呼びかけが流れるんですが、これが何とも言えず美しいのですよ。
イスラム教のことだけではなく、ドバイのことでもなんでも、質問があったらどんどん聞いてくださいね、という感じで、とてもアットホームなツアーでした。近年のテロの影響で、イスラム教に悪いイメージを持つ人が多いようですが、イスラム教自体は平和なんだなということがよく分かって、本当に参加してよかったです。ただ、前述の通り英語オンリーなので、英語が全くダメ・・・という場合はためになる度が激減しちゃうんですが…、でもやっぱりオススメです!
ところで、本当はアブダビにあるシェイクザイードグランドモスクにも行ってみたかったなあ!!ドバイから2時間くらいで行けるので、日程に余裕があったら是非組み込みたい場所であります。
続く